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試作一号車
2010年05月
toppic
Plamo Plamo Plamo Plamo
すべての原点。

 自作リカンベントの原点,というより, 私の自転車ライフのすべての原点がこの車両です。

 これを作ったことから,私の自転車のすべてが始まりました。 その後の自作フレームの製作記録は, SteadyCat.Works.に記述しています。

とりあえず衝動的に作った試作車。

 まぁ最初に記載してるとおり, リカンベント乗りてぇ・・・ ってだけで衝動的に一号車を作りました。 決行のきっかけは鉄角フレームでの製作事例がネットにあった事, 溶接設備とある程度の設備があれば作れそうなこと。 完成は5月末くらい。錆びたチェーンは忙しくて放置してたので。

 フレームは40×40×1.6mmの鉄角パイプを溶接して作成。 どこにでもある鋼材を使用。 他に,ボトムブラケット,頭管,フロントフォーク,フロントホイール, ハンドル用の頭管,後部のシートステイ,チェーンステイを, 折り畳み自転車とママチャリからもぎ取って移植。

 イスは木で自作。 チェーンアイドラーはディレイラープーリーのベアリングを使用。 コンポーネントはシマノのDeoreを。ちょっと高かった・・・。 後部ブレーキはフロントブレーキを逆さまにしてとりつけ。 ハンドルからフロントフォークまでは,鉄のパイプと長ボルト, 長ナットを使って,アジャストできるようにした, リンクロッドみたいなものを作って接続。

 乗ってみての感想。 はじめてこんなの作ったにしては良く出来たのではないのだろうかと。 フツーに乗れるようには出来ましたです。

 駄目な部分は沢山あって,まずチェーンラインとアイドラープーリー。 トルク側のチェーンの力が想像以上で,7mmの鉄心棒でも平然と曲がる。 もっとも,チェーンを一旦下に回して上に曲げているので,こんなことに。 それと,プーリーはただのペアリングをつけてるだけなので, もう少し工夫しないと,チェーンにダメージが・・・。 んで,クランクブーム。 長さがどれくらいだと良いか判らないので,調整可能にしたせいで, 固定力不足で踏み込む力で縮む・・・。 はい全力で設計ミスです。走れるけどね!

 次にハンドルの問題。下ハンドルはハンドルが腰の下にあるので, 腰とイスに干渉して操舵角がちょっと小さい。なので, フォーク側はフォーク肩に穴を開けてそこにリンクロッドを接続, ハンドル側はそれよりもリンクのアームを長くして接続。これで少しの操舵で, 前輪が深く切れるようにしたのだが,これが失敗。 結果的にハンドリングが非常にセンシティブに。 ちょっと動かすだけで頭がフラフラ。

 あとはシフト,ブレーキワイヤーの取り回し。面倒くさい!長い! 適当にしたせいでびよんびよん左右に飛び出してます。引っかかりそうで怖い。

 まぁそんな事差し引いて,テスト車両としては良くできたかなぁ。 一発目にしてはとても面白い車両になったかと。 以下パーツ表。

パーツ表
パーツ メーカー 名称 価格
コンポ シマノ Deore ST-M590 3×9 6,352
Deore FD-M590 トップスイング 2,341
Deore RD-M591 トップノーマル 3,643
Deore CS-HG61-9s 11-32T 3,045
Deore FC-M590 44-32-22T 7,486
チェーン CN-HG53 9段 HG専用 1,423×3
ホイール WH-R500 クリンチャーホイール 6,350
パーツ リアディレイラーアダプターユニット 315
BBB 11tシールドベアリングプーリー 1,512×2
タイヤ パナレーサー クローザー 700×25c 2,825
R-AIRチューブ 700×23〜28c 1,120
ブチルチューブ 20×1.75 680
タイオガ パワーブロック 20×1.75 1,963
ブレーキ ダイヤコンペ DL800 ブレーキキャリパー 前用 1,417×2
ハンドル ZOOM NR-AL9 カモメアルミハンドルバー 945
スポーツマン マイクロファイバーバーテープ 682
ペダル BAZOOKA B-195 ロードペダルセット 1,428
      49,302
 プラス諸経費で1〜2万掛かったか掛からないか位。