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LiliumT
2015/01/05
toppic
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ものづくりの行き着いた先。

 市販品のTSUNAMIで組んださくら号。 非常にベーシックなフレームで乗りやすさも最高。 ですが,性能的にいうと物足りない。 でも,求めるスペックのリカンベントは市販品としてこの世に存在しない。 じゃあ作ろう。始まりは自作だったじゃないか。 というわけで作ったのがLiliumTなのです。 ここでは主に使用状況を記録しています 製作記録はSteadyCat.Works.からご覧ください。

シルキーライド。

 トラス構造を変形させたような形で構成したフレームです。 縦剛性は確保したつもりでしたが,意外とフレーム全体の剛性は軟く, 走行中の地面からの突き上げは信じられないほどマイルドでした。 滑らかに路面をトレースしていく感じはシルキーライド。 非常に気持ちよくツーリングが出来ます。

 一方,横剛性はパイプ径が細いために軟く,クランクを踏み込んで チェーンテンションが上がると,チェーン側に弓を引いたように撓みます。 なので,強く踏み込んでも爆発的に加速するわけじゃありません。 でも,加速感はリカンベントらしい速度の上がり方をします。

 ハンドリングついては,直進安定性を高めに設定しているので, 安定した挙動を示します。一方で,少し広い所ならばその場で くるくる廻ることも可能です。

 最終走行距離は1500kmとちょっと。 初めて作ったカーボンフレームにしては, 優秀な記録だったんじゃないかと自己満足しています。

次世代機のための技術立証車。

 さて,今ではもう分解してフレームだけになっていますが, LiliumTで得られたデータと情報は,LiliumUにまるっと受け継がれています。 剛性の確保やチェーンマネジメント,ボルトなどのアクセサリマネジメントまで, ありとあらゆるノウハウをこのLiliumTはもたらしてくれました。 本当にすばらしい車両でした。 手作りでこれを作り上げるのは中々大変でしたが,とりあえず作ってみることが 非常に大事だとわかった一台でした。

パーツ表
Deore LX FC-M563 42-32-22
Deore LX FD-M781
Deore LX RD-T780
Deore CS-HG81-10s 11-34T
CN-HG54 3セット
PD-A600
フロントホイール― 自分で手組み
 ハブ- BHS SuperLight 79
 リム- ALEXRIMS DA22 20(451) Black 24H
 スポーク- HOSHI #14
 ニップル- DTニップル アルミ
 組み方- ラジアル
リアホイール― 自分で手組
 ハブ- BHS SL210 SuperLight
 リム- Kinlin XR-200 700c 28H
 スポーク- Sapim CX-Ray
 ニップル- アルミ
 組み方- フリー側4本組み 反フリー側6本組み
Campagnolo TT Brake (Front・Rear)
PROMAX 157A Brakelever